ご安全に!!

どこの業界にも業界用語があると思うのですが、建設業界にも それはそれはたくさんあるように思います。

その中でも、建設現場でよく言われる『ご安全に!!』という挨拶について調べてみました。

私は平成28年にダイクウに入社するまで建設業界とは全く無縁な業界で働いていました。
ダイクウに入って初めて『ご安全に!!』と唱和するのを聞いて、面食らったのです。

もちろん言葉の意味はわかりますけれど・・・

皆さん当たり前のように一斉に唱和されたのでね(*_*;
私にとっては あまり耳にしない初めて聞く言葉・挨拶だったので、目がテンになったのを鮮明に覚えています。

帰社してから「あの『ご安全に!!』の挨拶は何ですか?」と聞いたくらいでした。

最近では、関西電力のコマーシャルの中で『ご安全に!!』と言っているのを聞いて、本当に業界で使われているんだな~とわかってきました。

 

調べたところ・・・

現在、多くの企業で日常的なあいさつとして浸透している『ご安全に』や、作業前に危険を予想し対策に結び付ける『危険予知(KY)活動』は、住友金属工業が始めたものだそうです。

昭和26年、住友金属工業の製造部長が、ドイツの鉱山で『Glueckauf』(グリュックアウフ)という『ご無事で』という意味の坑夫のあいさつ言葉を知り、帰国後、従業員への安全啓発策として『ご安全に!』をあいさつ言葉にするよう提言しました。そして『ご安全に!』あいさつ運動は、鉄鋼業界を中心に日本全国へと広がっていきました。

ちなみに、ご安全にの語源は元々、ドイツの鉱山で使われていた挨拶の言葉「ご無事で (グリュックアウフ)」が発祥らしいですが日本では明治時代にドイツ語のまま使われ始め、大正時代に「ご安全に」と訳されたそうです。

ちゃんとした由来があるんですね~

 

今回『ご安全に!!』を調べていて、『危険予知(KY)活動』も住友金属工業が始めたことを知りました。

『危険予知(KY)活動』もよく聞く言葉です。
こちらもまたご紹介しようと思います。

 

では本日も『ご安全に!!』

2018年01月28日